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2016-03

やっちゃえよ

僕は音楽が好きで、
ヘビメタルと演歌以外は基本的になんでも、好んで聴きます。
クラブミュージックも大好きで、クラブにもたまに行きます。
クラブってうるさいだけ場所とかナンパを目的とか色々言われるみたいなんですけど
良いものは等しく良いよなぁと僕は思っております。

そんなわけで、先日会社の同僚とクラブに行ったのです。

ひとしきり目当てのミュージシャンのステージを楽しんだ後、
一息ついてふと小さなステージに行ってみるとそこには、志茂田景樹さんの姿が。

志茂田さんといえば言わずと知れた直木賞作家。大作家先生です。
1990年代にはバラエティ番組などでの
奇抜なファッションと言動で注目を集めていたことを子供ながらに覚えています。
そして、現在ではツイッター上で、心温まる数々の名言を生み出し
フォロワー数は20万人を越えています。

そんな作家大先生が深夜二時過ぎのクラブにいるわけです。
観客は多く見て20人。
彼はいつもの奇抜でビビットな衣装に身を包み登場し、語り掛けます。

「太陽が5分後に爆発する可能性ってゼロじゃないよ。とにかく今を生きて。燃えるような恋に身を焦がせ」
ひょうひょうとした、そして少し舌っ足らずなしゃべり方で語り掛けるのです。
「とにかく今を一生懸命生きて。それは仕事をきっちりするとかそういうことじゃないよ。
そうじゃなくて自分の好きなことを一生懸命やるんだー」と。

そしてよくわからない(ごめんなさい)BGMに合わせて志茂田さんはラップを披露しました。
途中何度も歌詞が飛びます。
聴いてる若者はみんな笑っていました。
僕も笑いました。
でもだんだん、70を越えた男が、若者に伝えたいという一心で
深夜の小さなステージに立ち、笑われようとからかわれようと
伝えることをやめないその姿勢に感動して彼から目を離せなくなりました。

志茂田さんは歌い続けます。
「やっちゃえやっちゃえやっちゃえよ~」と少し調子はずれで。
僕もいつの間にかそれに続き「やっちゃえよ~」と叫んでいました…。

彼のツイッターもフォローしていますが、
毎日深い感銘を受けております。
表現することの大切さを改めて感じました。志茂田さん、ありがとう。

さて、志茂田さんのステージも終わり、
メインステージもそろそろお開きというところでまったりとしていると、
フロアに車いすの方が現れました。
くるくると競技用の車いすを回して、音楽にノってました。
ステップは踏めませんがノリノリで思わずハイタッチをして、なんか今日いい感じだな~と思いました。
車椅子で踊ったり跳ねたり出来なくたってクラブ行きたかったら行けばいいんです。
それと同じようなこといっぱいあるなって。
そんなことを思いました。

さてさて、クラブに興味のある方!是非僕と一緒にいってみましょう。
いつでも声を掛けてくださいませ。

あんどう
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プロフィール

あんどう

Author:あんどう
未治療FTM・FTXと、そのパートナー、ご家族、友人などのコミュニティ【紡ぐ】のスタッフとして活動しています。
主に『紡ぐラヂオ』の制作を担当しています。

北海道出身、未治療FTMの32歳。音楽と写真を撮ることが好きです。
みなさまどうぞよろしくお願いいたします。

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