本当のセックスは誰が決める
「脳内射精している」なんて言ったら、僕の男友達は笑うだろうか。
昔、男として生活していた時に男友達とのふとした会話で
「前を歩いていた女の人のお尻が魅力的過ぎて勃起した」という話になった。
僕は周りの友達と話を合わせながら愕然とした。
多分僕は、どんなに性的に好みの女性が目の前に現れたとしても、それだけでは発情しない。
そもそもの性欲の違いに愕然として、落ち込んで、そして寂しい思いをした。
「俺の性欲なんて、みんなの100分の1くらいしかない」って。
彼女とセックスしている時、
自分にとって決定的な欠落は彼女のセックスにとっても決定的な欠落なのかな。
などとぼんやり考えた後、っていうかこれはセックスと呼べるものなのかな。
というところまで考えて泣きそうになったので考えるのをやめた。
僕も彼女もお互いとっても好きあっていて、
それをお互い感じられてこの関係性に何の問題も無いはずなのに。
「セックスが何か」を狂ったように毎日考え続け、
頭がぐちゃぐちゃして結局「好きだ」という気持ちしかそこには無くて、
ほっとしたような物足りないような気がした。
今思い返すと笑える。
必死に葛藤していて、それは清清しいほどだ。
ちゃんとセックスしていたのに、いい恋愛していたのに、馬鹿だなって思う。
昔だったら絶対言わなかっただろうけど、
今セックスについて聞かれたら多分「脳内射精してるんですよ~」ってきっと言うな。
射精なんてしたこと無いけど、そんな感じだから。
笑いたきゃ笑えばいいと思うし。笑われてもそんなのどうでもいいよ。
これがセックスと呼べるかどうかってのもどうでもいい。
二人がセックスと呼べばそれでいい。
…つーか、俺彼女いないじゃん。二人ってどこの二人だよ・・・。
ということで、今月の紡ぐラヂオは「セックスの悩み!」
是非是非ご視聴ください!
https://www.youtube.com/watch?v=luAYtaGfaHo
あんどう
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